スペイン・フットボール界の星シャビ、アフリカ難民支援を約束

FCバルセロナ・スペイン代表MFシャビ(右)、ジョルディ・プイグ「プレー・フォー・アフリカ」代表にフットボールを手渡す
© UNHCR/C.Onetti

2月11日 スペイン・バルセロナ

スペイン代表ミッドフィルダー、シャビ・エルナンデス(30)は10日夜、バルセロナで開かれたファンの会合で、本年度のワールドカップ大会に先駆けてアフリカ難民にサッカーボールや靴、人道的な支援を届けるプロジェクト「プレー・フォー・アフリカ」への支援を約束した。シャビは会合に参加した同プロジェクトのパートナーであるUNHCRのマリセラ・ダニエルUNHCRスペイン事務所代表を前に、「このプロジェクトを支援し難民を助けることができるのは幸せだ」と話した。

「プレー・フォー・アフリカ」は貧困、幼児死亡率の増加、スポーツが身近にない環境、HIVやAIDS、マラリアや水を媒介とする病気など、何百万人ものアフリカの若者が直面する問題に対する認識を高めると同時に、「プレーする権利」を強化することを目的とし、昨年末開始。特にスペインのサッカーファンには資金やボールの寄付を呼びかけている。FCバルセロナは財団を通して、200個のサッカーボールを6日の式典で提供した。強制移動を余儀なくされた人々のニーズに対する認識を高め、難民、特に子どもたちへの教育やスポーツのできる環境を広げるため、UNHCRと協力している。

同プロジェクトは、さらにトップレベルのクラブチームや会社・個人の寄贈者からスポーツ用品や10,000個のサッカーボールを集めることを目標としている。

「プレー・フォー・アフリカ」の船は3月6日スペインの港を出航し、14のアフリカ諸国を訪問、サッカーボールや靴、11,000個の蚊帳をケニア、ルワンダ、スーダンにおける難民キャンプの難民も含め、必要とする人々に支給する。船の最終寄港地ケープ・タウンでは、2010年6月11日、ワールドカップの初戦、フランス対ウルグアイ戦の開催が予定されている。

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