新たな戦闘により、ソマリア難民がまた避難、死亡者多数
2月12日 ナイロビ・ケニア
ソマリアの首都モガディシュで、政府軍とアル・シャバーブ武装勢力との間で新たな戦闘が勃発し、何千人もの市民が避難を余儀なくされている。情報によると、10日に起きた最近の戦闘で24人のソマリア市民が死亡、40人が負傷した。
ソマリアは世界で最も多く難民・避難民を輩出する国のうちの一つで、国内避難民は140万人以上、近隣諸国に逃れたソマリア難民は56万人以上である。2月に入ってから、8000人を超える人々が首都モガディシュから逃れている。
UNHCRの報道官は「激しい暴力が、首都モガディシュを含む,南部及び中部にて増加しつづけているため、大規模な人の強制移動と被害を引き起こしていることに対して懸念を抱いている」国際人道法に反していることが昨年来、首都やほかの地域で強制移動の主な原因となっていたことを踏まえた上で、関係者に対して「国際人道法の尊重を呼びかけている」と訴えた。
情報によると、多くの市民は首都のなかでも比較的安全な地域や、すでに36万人以上の国内避難民がいるとされるアフグーエ回廊に避難した。アフグーエ回廊は首都の西側に30キロに渡って広がっており、世界でも最大規模の避難民が集中している地域である。
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