DAFI奨学プログラム卒業生、ケニア難民キャンプの教師へ

最近行なわれたナクルでの卒業式に参加するDAFI奨学生たち
© UNHCR photo

ケニア、ナイロビ (4月20日)発

3人のソマリア難民はUNHCRの高等教育奨学金によってナクルの教師訓練校で2年間学び、ケニア北東に位置するダダーブ難民キャンプにある小学校で教師としての道を歩み始めた。

このキャンプには30万人のソマリア難民がおり、彼ら3人もこのキャンプで中等教育までを終えている。

ナクルで勉強できたことを、非常に実りの多い経験であったと卒業生の1人は語る。また同期の1人は、DAFIプロジェクトのおかげで多くの新しい経験をし、ケニアでの友人もたくさんでき、将来への目標も大きく変わったと卒業式の際、語った。

彼らはソマリア難民たちが彼らと同じように高等教育を受ける機会を持てるよう努力していきたいと話している。

このプログラムは1992年にドイツ政府の支援によって始まり、ドイツ政府は先月、UNHCRとの間でこのプログラムを援助している「アルバート・アインシュタイン・ドイツ難民学術イニシアティブ(DAFI)」への協力を続けていくことで合意した。

1992年の開始以来、約1万2千人の難民がこのDAFI奨学金を受け、ケニアを含む30カ国以上がプログラムに参加している。

2008年には難民の帰還を考慮し、難民の本国での奨学金提供を始めた。DAFIのプログラムはUNHCRの方針である難民の自立と恒久的な解決に貢献するものである。

 

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