【日本政府による緊急無償資金協力:レバノン、欧州、カメルーン】

レバノンのトリポリに避難するシリア難民
© UNHCR/L.Addario

日本政府の緊急無償資金協力によって、レバノン、欧州、カメルーンで以下の支援活動が行われている。

レバノン(100万米ドル)
ベカー渓谷やトリポリを中心に、搾取の危険にさらされている子どもや、性暴力などの被害者である難民を対象に保護と支援活動を行なっている。具体的には、女性や子どもを保護するためのコミュニティの構築、現金支援などが実施されている。また受け入れコミュニティ全体の活力となるよう、職業訓練、子ども達への教育、また心のケアにつながる活動なども行われている。

欧州(100万米ドル)
欧州を目指す難民の増加を受け、セルビア、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナにおける難民受け入れ態勢の整備、登録及びプロファイリング活動の実施、必要な支援物資の提供を目的とした物資調達における調整を行っている。

カメルーン(15万米ドル)
中央アフリカ共和国における選挙に、カメルーンに避難中の難民が参加できるよう、選挙に関する啓発活動、有権者の登録、公平・中立な選挙実施のための関係政府機関への支援を実施している。