【UNHCRの資料管理、日本人ボランティアが貢献】
UNHCR本部にアーカイブがあるのはご存知でしょうか?本部の地下には膨大な量の資料が保管され、その総数を距離にすると10キロ以上にも及びます。主にUNHCRの職員と外部の研究者が利用するアーカイブでは、過去の難民保護や広報に関する資料など多種多様な資料が保管されています。現在は紙での閲覧が中心ですが、利用頻度の高い一部の資料はデジタル化する予定です。
その資料整理に、日本人のボランティアが関わっています。UNHCR本部のモンセラート・カネラ・ガラヨア記録管理・アーカイブ課長、そしてアーキビストの小川千代子さんと松村光希子さんがこのほど、UNHCR駐日事務所を訪問し、記録管理・アーカイブ課でのボランティア活動を紹介してくれました。
日本人ボランティアは小川さんが中心となり、2009年から、毎年夏休みの期間に2週間、ジュネーブのUNHCR本部で活動しています。小川さんがボランティアを始めたきっかけは、ガラヨア課長と以前から知り合いだったこと。毎年アーキビストのボランティアを募って、資料の整理に当たっています。
整理する資料は、UNHCRの各国事務所などから送られてきたもので、事務所単位で体系付けながら収めていきます。アーカイブには難民保護の歴史を知る上で貴重な資料が残されており、半永久的に保存され、次世代へと引き継がれていきます。
UNHCR本部の記録管理・アーカイブについてはこちら(英語)をご覧ください。