マハムードのストーリー

UNHCR/ J. Bävman

UNHCR/ J. Bävman

シリア難民のマハムード、9歳。

2012年10月にシリアを逃れ、難民となったマハムード一家はエジプトで困難な生活を送ってきました。しかし2013年エジプトの情勢が悪化しシリア難民に対する風当たりが厳しくなったことで、マハムードたちの生活はさらに厳しいものになってしまいました。学校でいじめを受けたマハムードは、心も体も傷つき、学校にも行けず家に引きこもるようになってしまいました。 マハムードの父親は、あらゆるリスクを覚悟して敢えて彼を密輸船でイタリアまで送ろうとしましたが、その試みは失敗に終わってしまいました。エジプトに戻り、再びいじめられるようになったマハムードは相次ぐ不幸に深く心を痛めていました。 このような状況に目に留めたUNHCRは、マハムード一家の第三国定住を推薦し、2014年の1月に、マハムードと家族はスウェーデンに到着しました。

スウェーデンでマハムードはやっと怖がらずに外で遊ぶことが出来るようになりました。無事に復学もし、人生初めての雪合戦も経験しました。

 

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紛争によって引き裂かれた家族がいる。それは一家族でも多すぎる。

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