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紛争、暴力、迫害により世界で強制移動を強いられた人は過去最多になりました。UNHCRが今日発表したグローバル・トレンズ・レポート(年間統計報告書)によると、2016年末時点で家を追われた人の数は6560万人に上り、2015年末時点と比べて約30万人増えました。世界で極めて大勢の人が保護を必要としていることを示しています。
UNHCRはこのほど、ソマリアの国内避難民、周辺国に逃れるソマリア難民に対する支援に必要な資金を上方修正しました。避難を余儀なくされているソマリア人を支援するために、2017年に必要な資金として4億8800万米ドルを要請します。今回の要請には、エチオピア、ケニア、イエメンに逃れているソマリア難民、そしてソマリア国内で避難している国内避難民への支援にかかる9100万米ドルの追加資金が含まれています。
レバノンの海岸でサーフィンを楽しむシリア難民のアリ(16)は、数年前まで泳ぐことすらできませんでした。アリは、2011年にシリアのアレッポからレバノンへ家族と共に逃れ、レバノンの首都から南方28kmに位置するジエという港町で避難生活を送っています。この地域にはレバノンのサーファーが多く集まります。そこで初めてサーフィンをする人々を見たアリは、一瞬にして心を奪われました。
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