イェハヤのストーリー

Photo by A.McConnell/UNHCR

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イェハヤはレバノンで100万人目に登録されたシリア難民です。

シリア国内で避難生活を送っていた母と二人の姉妹とともに逃れてきた18歳のイェハヤは、紛争で父を亡くしました。
登録されているシリア難民が100万人を超えたレバノンでは、全人口の20%をシリア難民が占めており、これは全世界で最も高い割合です。シリア紛争が始まって3年、解決の兆しがないまま、レバノンをはじめとした周辺国の負担は増える一方です。

「全てを失った。何もかも変わってしまった。状況は悪くなる一方だ。」
と話すイェハヤには大学を卒業するという夢がありますが、長引く避難生活で勉強を続けるのが難しくなっています。
自分がレバノンで100万人目のシリア難民であると告げられ、イェハヤは驚きながらも複雑な心境を打ち明けてくれました。
「僕が100万人目のシリア難民ということは、どんなにたくさんの難民がいるのかということを改めて気づかせてくれる。難民になるのは簡単だと思われるかもしれないけど、本当に困難な選択なんだ。いったいどこで寝るのか、どうやって生き延びていくのか… 100万人のシリア難民はみんなきっと同じ気持ちだと思う。」


紛争によって引き裂かれた家族がいる。それは一家族でも多すぎる。

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