富士メガネ
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UNHCRにとって、世界で最も長きにわたる企業パートナーである株式会社富士メガネのオプトメトリスト(検眼医)・金井昭雄 代表取締役会長・社長兼任は、30年以上にわたり世界各国の何万人もの難民に眼鏡を提供し、難民の生活の質の向上に貢献してきた。「ナンセン難民賞」の受賞者でもある金井氏は、2013年の「世界難民の日(6月20日)」、今後10年間連続してUNHCRに資金提供を行い、総額100万米ドルの寄付を行なうことを発表し、2015年3回目となる寄付を行った。金井氏は1983年、避難の際眼鏡を紛失、または破損したインドシナ難民を対象に、視力検査と眼鏡を提供する人道支援活動をタイの難民キャンプで開始し、1984年にはUNHCRとの連携を開始した。インドシナ難民の多くが、アメリカへ第三国定住するための研修を受ける際に眼鏡を必要としており、金井氏は自ら難民一人一人の視力検査を行なう中、長期的な難民支援の継続を決意するに至った。
以来、金井氏はネパール、タイ、アゼルバイジャンやアルメニアなどの国々で、難民への視力支援を行なってきた。富士メガネは、眼鏡の無料提供だけでなく、検眼器具の提供や、資金提供、現地の医療スタッフへの技術指導なども行なっている。
2006年、UNHCRは金井氏の卓越した難民支援活動を評価し、ナンセン難民賞を授与した。賞金の10万米ドルは、金井氏が10年近くにわたって支援してきたアゼルバイジャンとアルメニアで、両国の紛争の犠牲となった難民や国内避難民の支援に等しく充てられた。
富士メガネは企業の専門技術や特性を活かし、UNHCRが世界規模で行なう医療支援や教育支援活動を支えるとともに、世界中の難民の生活を改善している。
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