TOKYO リリース
「日本における庇護：難民の保護、支援、 定住をめぐって」 のご案内
2009年5月15日（金）13:00-18:00
© UNHCR
本日、ウ・タントホール（国連大学ビル3F）にて｢日本における庇護：難民の保護、支援、定住をめぐって｣をテーマにシンポジウムが行なわれた。外務省、国連機関、NGO、行政、難民本人などと、様々な角度から観た難民問題への意見が交換された。
外務大臣政務官 西村康稔氏は：
難民申請者数が急増する中、国連機関のみならず、NGOや地域との連携による一刻も早い解決を目指したい と開会で述べた。
(独)国際協力機構(JICA)理事長 緒方貞子氏、衆議院議員/UNHCR国会議員連盟事務局長 逢沢一郎氏、国連難民高等弁務官補 エリカ・フェラー氏による基調講演では難民問題の現状、また解決策などが述べられた。
UNHCR国会議員連盟事務局長でもある逢沢衆議院議員は2010年にスタートする第三国定住のパイロットプロジェクトに対し、 小さく産んで、大きく育てていきたい、いい形で成功に導きたい と力強く思いを述べた。
基調講演の最後を、今回が3度目の日本訪問となるエリカ・フェラー国連難民高等弁務官補はUNHCRに対する日本政府の支援に対する感謝の意を表した。また2010年から始まる第三国定住のパイロットプログラムを遂行するにあたり、アジア初となる日本の試みに、今後アジアを引っ張っていく存在となるだろう との期待を述べた。
その後、2部構成で行なわれたパネルディスカッションではUNHCR、政府関係者のみならず、NGOや行政、自身が難民の参加により、日本における庇護というテーマについて様々な角度から論議が行なわれた。 また一般の方による質疑応答では、今後の課題に対する関心の高さを実感する内容が多く、次へとつながるシンポジウムとなった。