難民キャンプでの生活
東ティモールのウィニ・キャンプ。避難民の多くはシュロの葉で作った小屋を住まいにしている。
© UNHCR/F. PAGETTI
UNHCRは、難民が発生した場合、難民受け入れ国の要請に応じて、難民の滞在施設(難民キャンプ)や物資、医療などをすばやく援助します。迫害や生命の危険から逃れ、国境を越えてきた難民にとって、難民キャンプは安全を保障し、住む場所や食べ物、水、衣類、医薬品、生活用品などを提供してくれる場所でもあります。
難民キャンプは、世界中にあります。
テントが列をなしている所もあれば、木や布、竹、ビニールでおおっただけのキャンプもあります。建物は、その場所の気候や地理的条件によって変化します。
難民の子どもや家族にとって理想的な解決方法は、安全で人間らしい暮らしを保証されて自分の家へ帰ることです。それは不自由なキャンプの中で育ったり、言葉や習慣の違う国で暮らしたりするより、ずっと望ましいでしょう。