(ベイルート) イラン当局はゴラームレザー・ホスラヴィー・サヴァードジャーニー氏の死刑執行予定を取りやめ、ただちに死刑を取り消すべきだと、ヒューマン・ライツ・ウォッチは本日述べた。サヴァードジャーニー氏は反体制組織モジャーヘディーネ・ハルグ(イスラム人民戦士機構)支援の容疑で有罪となり、近く死刑になる可能性がある。氏はテヘランにあるエヴィーン刑務所の第350区画(政治囚が通常収監される区画)に収監中だ。
「イランは死刑執行については世界最悪レベルであり、サヴァードジャーニー氏のような政治活動家に死刑を宣告している」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチの中東局長代理エリック・ゴールドステインは指摘した。「当局はサヴァードジャーニー氏が暴力的な反政府活動を行ったと一切主張していない。にも関わらず、氏の生命は窮地に立たされている。」