【プレスリリース】ネパール大地震 被災者へ緊急支援物資を配布
2015年4月27日
UNHCRは4月25日にネパールで起きた大地震で犠牲となった人々に深い哀悼の意を表明する。UNHCRは苦難の中避難生活を送る人々への支援を実施している。
デイジー・デルUNHCRアジア太平洋地域局長は「今回の地震で多くの人が命を落とし、負傷し、家を失ったことに深い悲しみを覚えています。今後、都市部以外の地域での捜索救助活動や余震によって、死傷者の数は更に増えると見られています。これまでに多くの難民を寛容に受け入れて来たネパール政府にUNHCRは連帯の意を表明します。」
UNHCRは国連が主導する支援活動計画に則って活動を行っている。
27日、UNHCRはネパール政府からの要請を受け、ビニールシート1万1000枚とソーラーランタン4000個をネパール東部ダマックの倉庫からネパール東部のラメチャプ郡(Ramechhap)オカルドゥンガ郡 (Okhaldhunga)シンズリ郡 (Sindhuli) の丘陵地に届けた。27日の午後には追加で8000枚のビニールシートと4000個のソーラーランタンをドバイにあるUNHCRの備蓄倉庫からネパールの首都カトマンズに空輸した。これはムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム殿下(アラブ首長国連邦副大統領、ドバイ 首長)の寄贈した輸送機によって実現した。
UNHCRは地震によって家を失ったり、余震を恐れて家に戻れない被災者のために、シェルターにもなる大判のビニールシートを配布する。また多くの地域で電力が寸断されている状況を受け、太陽光によって発電し、携帯電話も充電できるソーラーランタンも配布している。UNHCRは1960年代初頭から難民を受け入れて来たネパール政府と連携して活動してきた。ネパール東部には2つの難民キャンプがあり、ブータンから逃れた2万1000人の難民が生活している。カトマンズ周辺には650人の難民と庇護申請者がいる。
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