UNHCRコンゴ民東部の戦闘当事者に、市民の保護を要請

2012年11月21日 

戦闘中、キャンプからは誰もいなくなった。 © G.Ramazani
© G.Ramazani
戦闘中、キャンプからは誰もいなくなった。

ジュネーブ、2012年11月21日発、

11月21日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、コンゴ民主共和国での戦闘当事者に対し、市民の安全の確保を要請した。数十万の市民が、戦闘や反政府軍によるゴマの制圧により避難を強いられている。また、少なくとも6万人が、ゴマ北部にある国内避難民キャンプから避難し、先週の土曜日までに、1万人がゴマ西部のキャンプに到着、庇護を求めている。

この状況を受け、UNHCRは、ゴマで国内避難民の支援を行う他の人道支援機関などと共に、隣国のルワンダに職員を一部避難させ、ゴマに残っている職員は、ほかの機関とこの状況下で、国内避難民とできる限りの支援について話し合う予定だ。

錯綜する人権侵害を前に、UNHCRは、過去の紛争によって避難生活を強いられている国内避難民だけではなく、今回の戦闘で新たに避難を強いられた市民の安全と健康状態を懸念している。また、UNHCRブニア事務所に対する破壊行為のような、国連を標的とした暴力行為や抗議活動も懸念される。

今回の戦闘によって、隣国のウガンダへの流出は増大していないが、今年1月から5万3000人が難民登録を行い、そのうち3万3500人は、避難生活を強いられ、その他は、本国に帰還したり、ホストファミリー先で避難を続けている。

その一方、ルワンダでは、先週の間にコンゴ民主共和国から多くの難民が国境を越え流入した。しかし、その多くは戻り始めており、その数は6000人に上っている。

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