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過酷なカレーでの生活

2015年8月13日

約3000人の難民や移民がフランス北部のカレーで生活している。その多くがスーダン、エチオピア、エリトリア、ソマリアやシリアで起こっている紛争、暴力、そして迫害から逃れてきており、国際的な保護を必要としている。

カレーにおける状況を改善するために重要なのは、欧州諸国が責任を持って欧州共通庇護制度を実行に移すことである。

UNHCRはEU加盟国に、庇護申請者の数に対して難民受け入れ数が少ない現状を改善するように呼びかけている。EU内外において、人道原則、保護を受ける権利、そして結束と責任共有に基づいた対応が求められている。

ベイルートの無国籍者

2015年8月 7日

レバノンには1920年代の建国当初から無国籍の人々がいる。これには主に3つの要因があり、1932年に行われた国勢調査による特定の人々の排除、特定の個人や集団に対して国籍を付与する法整備がなされていない、そして生まれた子どもへの市民権付与を行う機関が適切に機能していないなどの理由があげられる。

さらにレバノンの法律がレバノン人の女性が自分の子どもに国籍を与えることができない(男性のみに権利が与えられている)よう定めていることも無国籍者が多い要因である。

無国籍者の総数は定かではないが、国内では何千もの人々が無国籍状態であることに加えレバノンに避難中に生まれたシリア難民の子どもが5万人いることから無国籍者は更に多いと見られる。

特にシリア難民にとってレバノンでの出生登録は複雑で、多くの子どもが正式に登録されていない。無国籍者には正式な身分証明書が発行されず、法的に結婚も出来ないことから生まれた子どもも無国籍者となる。よってレバノンで公共の医療サービスを受ける権利、財産を所有する権利も認められていない。当然正規の職につくことも、社会保障を受けることも困難である。

子どもは公立校への入学を拒否されることがあり、仮に私立の学校に行けたとしても正式な修了証が発行されないことが多い。パスポートもなく、レバノン国内での移動も限られており不法滞在で収容されるというリスクも背負っている。

グローバル・トレンズ2014: 避難する人々

2015年6月17日

グローバル・トレンズ・レポート(年間統計報告書)によると、紛争や迫害を逃れ、家を追われた人の数がUNHCRが統計を取り始めてから最多になり、且つ急増していることがわかった。

2014年末時点で移動を強いられた人数は5950万人で、1年間に増えた人数としては最多である。世界中で122人に1人が難民、避難民、庇護申請者になったことになる。また5950万人は世界で24番目に大きな国が出来る規模であり、2014年、毎日平均4万2500人が難民や、庇護申請者、国内避難民になったことを意味する。

家を追われる人は2011年に始まったシリア紛争により急増しているが、中央アフリカ共和国や南スーダン、ブルンジ、アフガニスタンなどでも長期に渡り紛争が続いている。

必要資金は不足し、避難した人々は保護されないまま放置されている。このフォトギャラリーは避難している人々の様子を伝えるものである。

ベンガル湾 での危険な航海

2015年5月12日

バングラデシュやミャンマーから密航業者 が手配したボートに乗り込む溢れんばかりの人々。ボートでの避難の状況はとても悲惨だ。無事に航海を終えても、たどりついた場所で人身売買などを目的としたキャンプに閉じ込められ、親戚がお金を支払うまでは、更なる暴力に苦しみ、中には一生解放されない人もいる。

それでも、膨大な数のロヒンギャ(ミャンマーの少数民族)とバングラデシュ人は、ベンガル湾からの航海を続けている。2015年1月から3月までの間に密航業者が手配したボートで避難した人の数は2万5000人に及ぶ。これは2014年の同期間における人数のおよそ2倍である。

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