教育

 

難民にとって、将来に備えて、一定レベルの教育を受けることはとても重要です。難民キャンプ内には学校が設立され、子どもたちが最低でも初等教育(小学校レベル)を受けられるようにします。学校では、読み書きや計算だけではなく、コミュニティー活動やレクリエーション、スポーツやお話し、遊びの場などを提供します。

しかし、こうした教育活動は、難民の危機的状況が過ぎてから3〜6カ月後に開始されるのが現状です。教師も難民の中からボランティアを募ることが多く、教師の質や数の問題が常に付きまとうことになります。また、少女が家事手伝いや文化的・宗教的理由で、学校に行けないということも問題になっています。

アフリカのブルンジの難民キャンプでは、1998年に難民の子ども1233人の中で教育を受けていたのは、わずか46人でした(3.7パーセント)。しかし、NGOなどの援助や難民の努力によって、1999年には就学率が50パーセントを超えました。

教育は、子どもたちに難民の苦しい生活に耐える力を養い、未来に目を向ける手段となります。

UNHCRは、子どもたちが初等教育だけではなく、中等・高等教育も受けられるよう、援助しています。しかし、資金不足のために、難民に十分な教育の機会を与えられないのが現状でもあります。

UNHCR/J. HARTLEY

授業を受けるグルジアの子どもたち
UNHCR/A. Hollmann

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