ロナウドのストーリー

Photo by L. Beck/2014.

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26歳のバハーティ・ロナウド・デッキー・マイシャはウガンダの南西部にあるルワムランジャキャンプにいるコンゴ難民です。彼はサッカーの実力者として「ロナウド」と呼ばれています。

「私の名前はロナウドです。2012年6月にコンゴ民主共和国からウガンダに避難しました。コンゴ民主共和国を発ったのは、軍隊と反乱軍から受けた拷問と脅威から逃れるためです。コンゴ民主共和国では未来を描くことなど出来ませんでした。いつでも殺されるか、拷問を受ける危険性があったのです。

コンゴ民主共和国を発った日は2012年6月23日の土曜日でした。避難の途中で呼び止められて、叩きのめされて、お金を盗まれました。やっと逃げ出してニャカバンデのトランジットセンターに行きました。ウガンダではあたたかく受け入れられ、休む場所も提供してもらいました。ウガンダの歓迎に感謝します。避難生活では課題も多いですが、今はずっと安心して未来を思い描けます。

私はいつも楽観的に生きてきました。コンゴ民主共和国で辛い時でさえ常に楽観的でした。ここには私を支えてくれる人がいませんが、若い人たちと時間を過ごすのは大好きです。

サッカーと歌を通じて、悪い記憶を忘れるようにしています。サッカーをしたり、歌を歌っている時はいやな事を忘れます。でも夜には思い出してしまうんです。

私はまだ安全な場所を探しています。過去の悪い記憶を忘れることの出来る場所を探しています。前に進みたいんです。」


紛争によって引き裂かれた家族がいる。それは一家族でも多すぎる。

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